現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第九夜 古城の地下室 【1】 11/20


さて、第九夜は自分の従妹"美神”の話...
この名前、なんと本名であり、”みき”と読む(本人からの掲載許可済み)。ドイツ系のクォーターでヨーロッパ某国在住。日本大好きで年に一度はやってきて、自分に様々な面白い話をしてくれる。
今回は、彼女の奇妙な体験談をお楽しみ頂こう。
なお、文章は彼女が書いてくれたものを自分が読みやすいよう校正した物であり、基本的な内容は全く加筆していない事をお断りしておく。

それでは、どうぞごゆっくり...

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私(美神)の友人、イレーヌの家は子爵の称号を持つれっきとした貴族で、かつて治めていた領地に有る湖の畔にザイツバッハ城(仮名)と呼ばれる城を所有しています。
廻りにも多くの城が点在し、維持費などを賄う必要から観光客相手に公開している城も有るけどザイツバッハ城は親族でなんとか維持していて、城には管理人としてイレーヌの長姉クローエが住んでいます。
ある年の夏、私はイレーヌに誘われてザイツバッハ城にバカンスへ行く事になりました。
イレーヌの家からザイツバッハ城までの距離は2000キロ以上有るけど、道路状況の素晴らしいヨーロッパなので車で飛ばせば一日でいける距離だしスピード狂の私は嬉々として愛車BMW・850iをかっ飛ばし、早朝に出発して日付変更線を越える前にはザイツバッハ城に到着。クローエを驚かせる事に成功しました。
クローエはとても素敵なグラマー美女で、結構な大物や良家の跡取りから何度もプロポーズされているけれどずっと断り続けています。
何故かは不明。なんか深い理由は有りそうだけど...。
それはともかく、私達は湖でボートに乗ったり釣りをしたり(大きなトラウトが釣れる!)、近隣をドライブしたりして楽しみました。

10日程経った頃、クローエとイレーヌが買い物に出かけ、私は一人お留守番。せっかくなのでだだっ広いザイツバッハ城を探検しようと思い立ち、親族の私室ではない場所を探検しだしました。
ザイツバッハ城には確認されているだけでも十の親族室、三十五の客室、三つの大部屋(三十畳以上有りそう)、二つの食堂、二つの塔に有る見張り室、四つの中庭、そして現在生存している親族が全部確認出来ていない地下室が多数有り、ちょっとやそっとじゃ見きれまないのでとりあえず面白そうな地下室から行く事にしました。もちろん、クローエには許可貰っています。地下室は二階有り、レンガの壁に石畳の廊下沿いに鉄の扉が並んでいて正にダンジョンズ&ドラゴンズの様な世界。ただし地下牢ではなく昔の使用人が住んでいたようでそんなにおどろおどろしい感じでは有りません。でもクローエの話では隠し部屋や、更に地下があるかもしれないと言う事で、ドキドキワクワクしながらの探検。
レンガが出っ張ってるところがスイッチになってないかとか妄想しながら押したり叩いたりして歩いていました。
一時間位あっちこっちの部屋を覗きながら歩いていると流石に飽きてきたので、最後にもう一つ部屋覗いてから戻ろう、と一番隅の部屋のドアを開けてみました。すると、そのドアは部屋ではなくそのまま長い廊下になっています。私は俄然興味を引かれその廊下を歩き出しました。
その廊下は今までの廊下とは違い、左右の壁に部屋が有りません。まるで渡り廊下の様な感じで、手持ちの小さなペンライトでは端まで照らす事が出来ないほど長い廊下。しばらく歩くと、ようやくライトに行き止まりの壁が照らされてきました。行き止まりですが、ドアが有るのが確認できたのでとりあえずあのドアの向こうを除いたら戻ろう、と思いドアまで辿り着きました。

ノブを掴み、ドアをそっと開けてみます。もちろん真っ暗...かと思ったのですが、ぼうっとでは有りますが明かりがついています。「!」私はビックリして一度ドアを閉めてしまいましたが、なんの気配も無いのでもう一度、今度は顔が出るくらいドアを開けて様子を伺ってみました。すると私が開けたドアの向こうに、こちらを覗くように男性が立っていたのです。「ひゃあああっ!」私は驚きの余りドアにもたれかかりながら男性の方へ倒れこんでしまいました。無様に倒れこんだ私はバッと立ち上がり、「すみません!覗く積りじゃなかったんです!」とドイツ語で叫びました。・・・頭を下げたまま、相手から声が掛かるのを待っていましたが、何時まで経っても声は掛かりません。そうっと頭を上げると、中腰のまま男性が立っています。しかし、全く動く気配が有りません。姿勢を戻して良く確認するとその男性が中腰の姿勢をとった等身大の人形である事が解りました。「ふあ~、ビックリしたぁ...」私が思わず声を上げ緊張を解いた瞬間。「ひひひひひ...」と不気味な笑い声が聞こえました。「ひいあぁぁっ!」またも悲鳴を上げペンライトで周りを照らすと、周囲に沢山の人影が見えます。「いやぁぁぁぁっ!」私は悲鳴を上げ、一目散に逃げ出しました。

【続く】
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