現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第九十四夜 妖月 02/10

こんばんは、雅です。
私のお話に感想や拍手を頂きましてありがとうございます。
現在私の夫、管理人Jは酷い風邪をひいて一週間ほど寝込んでいますので代理で更新させて頂きます。
夫は私と双子にうつるといけないと言って自分の部屋に篭っていて母が看病してくれているのですが、
本当ならばやはりこういう時こそ夫婦として面倒を看てあげたいものですよね。
子供達が乳飲児で無くもうちょっと成長していれば子供を母に任せて私が看病するのですけれど……
でも、私には愛する夫と可愛い子供達、そして元気で優しい母と父が居てくれて、なんて恵まれているんだろうと再確認してしまいました。
そしてもちろん、宮大工さんや風熊さんと言う頼もしい方々にも大変お世話になっています。

願わくばこの世界の全ての人々にこんな幸せがあります様に、日の本を見護って下さる八百万の神々にお祈りしています。

さて、前置きが長くなってしまいましたが今夜は久しぶりの山男さんのお話です。
彼のお話は短くてもこころに深く残るお話が多くて、その人柄を良く表していると感じます。
それでは、お聞き下さいませ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ちょうどこの時期、吹雪に降り込められ厳冬の高山でビバークしているとそれまで聞こえていた凄まじいほどの風がひたと止み、恐ろしいほどの静寂に襲われる事がある。
そして突然、煌々とした月明かりがツェルトの薄い幕を射抜き始める。
太陽の光かと見紛う程の明るさに思わず顔を出してみると、そこには時が止まったかの様な、一枚の油絵の如き静寂の空間が出現している。
その恐ろしくも幻想的な光景を照らす月を見上げると、決まって口端を歪めた微笑みの様な影が出来ている。
美しさと恐ろしさに瞳が月へと吸いつけられているうち、瞑った瞳の様な二筋の線が月に現れ、徐々に開かれていく。
背筋を走る悪寒に我に返り慌てて首を引っ込めると、次の瞬間再び凄まじき吹雪が吹き荒れ始める。

あの瞳が開き切るまで見ていたら、果たして何が起きるのだろうか。

今まで数度、誘惑に負けそうになったがそれ以上の怖ろしさに瞳が開き切るまで見たことは無い。
いつか、見切ってみたいと言う誘惑に負ける夜が来る事が否定出来ないまま、また冬山へと赴くのだろう。

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