現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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更新遅れのお詫びその二 及び 第百三夜 水面の顔 08/20

こんばんは、風熊です。

更新のお約束を違えてしまい、失礼いたしました。
これは自分の不徳と努力不足に拠る物で、
皆様にご不快な気分を味合わせてしまい申し訳有りませんでした。
管理人代理として心よりお詫び致します。

また、このブログに関しては閉める事は現状考えておりません。
正規管理人”J”もゆったりと続けていく積もりとの事ですので、
暖かく見守って頂ければ幸いです。

さて、今夜は一応お約束したお話をお届け致します。
暑い日が続き、各地で水の事故が報じられていますね。
今夜は自分の地元のお話をお届けします。
それでは、お聞き下さい……

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~自分の実家は山奥の清流流れる地なのですが、
その清流には数箇所深さが数メートルにもなる淀みが何箇所かあり
地元の子供や若者の格好の遊びスポットになっています。
そういった深みの周りには水神様の祠が建てられ、皆を見守っているのですが
一箇所だけ、最も山奥にあり最も水深がある淀みは水神様が祀られておらず
「底なしの淵」と呼ばれる所があり大人たちからそこで遊んではいけないと
キツく言われていましたし、過去には言い付けを守らず遊んだ子供が
溺死したり行方不明になったりした事も有ったのです。
自分が子供の頃には、底なしの淵へと向かう山道は閉鎖されていたし
無理にそこまで行かなくても充分遊べる淵が里に近いところに有ったので
一度も行った事が無かったのですが、二十年ほど前の夏に帰省した際
高校生がそこで行方不明になって探すのを手伝ったのです。

五人のグループで出掛けた高校生たちでしたが、帰って来たのは二人のみ。
その二人の話すところによると、淵のほとりの崖から飛び込んで遊んでいる時に
突然、淵の水面に巨大な顔が映り込み、その時飛び込んだ三人が浮かび上がって来なくなったと。
巨大な顔はきっと光の加減か何かだろう、と話ながら淵へと急いだ自分達でしたが
それを聞いた六十過ぎの職漁師が「河天狗に持ってかれちまっただな……」と呟いたのです。
ちなみに職漁師とは、主に渓流や源流で天然の渓流魚を釣り旅館や料理屋に卸すプロの釣り師で、
山歩きや川上りに関してはハンパではない知識経験と能力を持っています。
彼の呟きが気になった自分が尋ねてみると、件の淵には昔から「河天狗」と呼ばれる
一種の妖怪みたいなものが棲んでいて、そこで遊んだり釣りをする者を自分達の世界に連れて行くのだとか。
河童とはまた別のモノで、もっと恐ろしく危険なものであると。
薄ら寒いものを感じつつ現地に到着し、泳ぎの達者な者が命綱を持ちながら捜索を開始しましたが
結局発見することは出来ず、しかし遺体が上がる事もなく最終的には行方不明として処理されたようです。
その日の捜索を打ち切り、帰ろうとした自分は何と無く皆が引き上げるのを見送って最後まで残り
淵をじっと見詰めていたのですが別段変わった事も起きず、かなり離れてしまった最後尾の職漁師を追って
駆け出そうとした瞬間。「コォォォォォォォ……」と言う水音のような、人の声の様なモノを耳にして
淵の方を振り返ったら……それまでは静かに棲んでいた水面に人間の顔らしき紋様が三つ浮かび上がったのです。
そして、それは行方不明になった三人の高校生の顔に見えました……

「やっぱ、持ってかれちまったなぁ」

突然背後から掛けられた声に驚き振り向くと、そこには哀しげな顔をした職漁師が立っていました。
「入っちゃいかん、と言われる所には必ず理由が有るんだ。
 それを破ると、恐ろしい目に遭っちまうんざ……」
彼はそう言うと、くるりと振り返り歩き出しました。
自分がもう一度淵を見ると、そこにはもう顔は無く穏やかに水が流れるだけ……
しかし、再び水面が揺れ初め、さっきとはまた違う顔が浮かび上がって来たのを
最後までは見ずに職漁師の背を追って逃げるようにその場を後にしました。

その顔を見てしまったら、自分も淵に飛び込んでしまう様な気がしたから、です……


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更新楽しみにしてました。

こんばんは、風熊様。
更新、ご苦労様です。

>このブログに関しては閉める事は現状考えておりません。
安堵いたしました。
とあるサイトで、狼様の話が掲載され、ここサイトもリンクされていたので、初めから読み返しファンになった者です。

更新は大変でしょうが、ゆっくりとマイペースに頑張ってください^^
楽しみにしておりますので。

その後、雅様の体調は如何でしょうか?
年々猛暑となっておりますので、風熊様も体調には気をつけてください。

またの更新を楽しみにしております。

ゆっくりでもまるで問題ないですよ
このBLOGが存在し続けているということが、
すごく励みになります。

はじめまして。昨日、こちらを知り一気に読んでしまいました。
宮大工氏やオオカミ様のお話がとても好きで、また八百万の神のエピソードを知りたく思いました。
このようなブログがあって嬉しいです。ありがとうございました。

季節の変わり目が近いので、ご自愛下さい。

はじめまして。
私もとあるサイトにて狼様のお話が掲載されているのを拝見し、
このサイトに辿り着きました。

初めから読まさせていただき、本当に
言葉に言い表せないほど深い感銘を受けました。
気づけば涙が溢れ流れているほどでした。

ブログが閉鎖されないと知り安心しました。
更新などいろいろと大変だと思いますが、
無理なさらないよう、皆様お体にお気を付けください。

このお話、ブログに出会えたことに大変嬉しく思います。ありがとうございました!

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