現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第百五夜 少女 その2 03/17

たくさんの暖かいコメントを頂きましてありがとうございます。
これからしばらく、ゆるゆるとでは有りますが、お話をお届けしていけると思います。

それでは、続きをお届けしましょう……



さて、その少女――本当の名前は控えさせて頂くが、非常に珍しい名前を持っていた。
『0(ゼロ)』を意味する単語を複数織り込んだその名前……

ここでは仮に、『零』と書いて『レイ』ちゃんと呼ばせて頂こう。

前回を読んで頂いただけでもお解りだろうが、非常に不思議な少女であった。
成人を迎えてはいるものの、それを知らずに見ればどんなに頑張っても14~16歳程度にしか見えない。
透明感の有る美しく神秘的な容姿を持つが、どこかのほほんとした長閑さをも感じさせる。
体型も細く華奢で、折れそうなほどなのにとんでもない量の食事と酒をあっという間に平らげる。

手持ちの食料をあっという間に消費された風熊は呆気に取られたが、そこはあの風熊である。
「君、面白いなあ」
そう言いつつ、車のグローブボックスに隠してあった、冬の車中泊に備えたとっておきの酒……
アルコール度数98度を誇る世界最強の酒、スピリタスというウォッカを取り出して零ちゃんに勧めたのだ。
いくら酒に強いとはいってもそこは女の子、風熊にしてみれば少々びっくりさせるつもりだったらしい。
グラスの底に少しだけ注ぎ、零ちゃんに手渡してワクテカしつつ見守った。

このスピリタス、自分も騙されてくいっと煽ったことが有るが、次の瞬間「エンッ!?」という奇妙な咳とも
叫びとも言えない異音を発しつつ噴き出して、その拍子に鼻の粘膜まで灼いて比喩でなく死に掛けたことが有る。
風熊も水を用意して、不測の事態に備えつつ見守っていたのだ。

しかし零ちゃん、少しも動じず。

数十ミリリットル程度のスピリタスをくいっと飲み干し、
「足りない。でも、穀物の味がしないからこのお酒は要らない」
ケロリとした顔でグラスを突き返したという。

「いやあ、目が点になるってのを久しぶりに体験したよ」

風熊はわはは、と笑いながら自分にそう語ったのだった。







この続きはまた、近日中に……


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こんばんわ

零ちゃん、人ならざる者なんでしょうかね?
人の姿をした神様なんでしょうかね。
それだけ強い酒のしかも、味まで分別できるとは恐るべし。

続きのお話も楽しみにしています。
かしこみ かしこみ

漸くスマホデビューして、懐かしのサイトを回っていたら…更新されてる!?
そんな強い酒、御神酒として受け取って頂けるんでしょうかね、とつまらない感想を抱きつつ更新待ってます。

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