現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第十四夜 プロト・タイプ 11/27


第十四夜は、自分の知人でゲイの「スカンク」絡みの話...
ちなみに、彼はメンバーではないので念の為。
メンバーの集まりに顔を出す事もあったが、「風熊」や「美神」と
猛烈に仲が悪く、飽くまでも自分が個人的に付き合っていただけである。
現在は没交渉となっているが...
面白い男ではあるが、色々な意味で問題のある性格なのだ。
それは今回の話でも充分にお解りいただけるだろうが...

それでは、世にも奇妙な話をお読み頂こう...

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

それはとある年末のこと、久しぶりにメンバー何人かで飲もうという事になり、
都合のつく面子十人ほどで新小岩の居酒屋に集まった。
そこでは様々な怪奇・オカルト話が語られ、時間はあっという間に過ぎ
二次会にカラオケでもという事になりカラオケボックスに移動した。
そして、受付をして順番待ちをしていると
見た事のある細身長身の男が女連れで現れた。
「チッ、よりにもよって何でこんな所で...」風熊が呻く。
その男はこちらに気付き、驚いたように声を掛けて来た。

「やあ、Jじゃないか。こんなトコで遭うなんてな。近い内に連絡しようと思ってたんだ」
「ああ、久しぶりだな。お前は、デート...じゃないようだな。女連れという事は」
「何言ってんだよJ。ボクが女なんて下等生物連れてる訳ないだろ?汚らわしい事言うなよ」スカンクの言葉に女性面子がざわっとなる。
「てめえ自身が汚物の癖にヒトの言葉を喋るんじゃねえよ。」
風熊が凄まじい目付きで彼を睨み、言葉を吐き出した。
「ふん。こんな所にフンコロガシがいるなんて。臭いから早く山に帰れよ?」
「うらあっ!」叫ぶが早いか風熊がスカンクに蹴りかかった。
モロに胸板を蹴り飛ばされもんどりうって倒れるスカンク。
蹴り飛ばした勢いのままスカンクに追撃を掛けようと走る風熊。
「やめて!」スカンクの連れの子が風熊に正面からタックルを掛けたが、
巨体の突進を止められる訳も無く吹っ飛んだ。
しかしそれで風熊も我に返り追撃を止め、吹っ飛ばされた子を抱き起こした。「大丈夫か?ムチャなヤツだな」仰向けになりケホケホと咽るその子の胸をさする。「ひぁっ!」「・・・あれ・・・?お前、手術してるのか?」風熊が呟いた。「アキラに触るなぁ!」いつの間にか復活していたスカンクが風熊の頭に分厚い灰皿を振り下ろそうとした所を男性メンバーが羽交い絞めにして止めた。

いきなり始まった乱闘騒ぎを店員や他の待ち客があっけに取られて囲んでいたが、収まったのを見て店長らしき男が「お客様、申し訳有りませんがお帰りいただけませんか?」と声を掛けてきた。確かにカラオケという気分でも無くなった俺たちはそのまま店を出た。スカンクと連れの子もいっしょに出てきたので、自分は「また連絡する。」と言ってメンバーと立ち去ろうとしたが「待ってくれ、Jにちょっと聞きたい事があるんだ。」とスカンクに呼び止められた。真剣な表情をしているのでメンバー達に後で合流する旨を伝えて別れ、誘われるまま彼のマンションへと向かった。

部屋に入るとアキラと呼ばれた子がコーヒーを淹れてくれた。彼はかなりの美少年だった。ちょっと見ただけなら100パーセント女の子と間違えてしまうだろう。さっきの風熊の反応からすると、性転換手術でも受けているのか?と勘繰っていた。
「で、聞きたい事ってのは?」
「ああ、アンタはオカルトや不思議な現象だけじゃなく化学や医学にも詳しいだろ?・・・人間の男が、女になるって事は有るのか?」
「はぁ?そんなのはお前の専門じゃないのか?」「違う!そうじゃなくて...」

スカンクの話はこうだ。
約二年前、スカンクは行き付けの喫茶店にウェイターとして入ったアキラに一目惚れし、一年かけて口説いてモノにして一緒に暮らすようになった。アキラはもともと女顔・華奢で体毛も薄く中性的だったが、暮らし始めて半年ほど経ったころから胸が大きくなり始め、今ではBカップほどになってしまった。また、男性器も徐々に小さくなって来ていると。
そして、なんと女性器のようなモノが形作られてきているらしい。
医者に行こうかと思っているが、アキラが嫌がってまだ行っていないと。
「なあ、J、人間が自然に性転換するなんて事が有るのか?今までに有ったのか?」「話として聞いた事は有る。が、実際に有るかなんて事は解らないし、アキラくんがどうなのかなんて俺に判断出来るわけ無いだろう。」「・・・疑っているのか、J?」「いきなり信じろと言われてもな...」

スカンクは俺を睨んでいたが、突然言った。「解った、アキラ、脱げ。」「えっ!そんな・・・」おろおろするアキラ。「脱げって言ったんだ!聞こえないのか!」スカンクはヒステリックに叫び様アキラに飛び掛ると着ていたモノを脱がしてしまった。真っ赤な顔で泣きながら胸と股間を隠すアキラに往復ビンタしソファに座らせ、左手で両手首を持ち頭の上へ上げさせる。そして右手で強引に足を開かせ股間を露にさせた。そこは、確かにスカンクの言ったとおりの造形となっていて俺は驚愕した。そして、ハッと我に返りスカンクを突き飛ばしアキラに服を掛けてやり謝った。「すまん、俺が信じなかったからこんな目に遭わせちゃったな。」アキラは泣きじゃくりながら服を着ると、「もう、いやあ!」と叫んで飛び出していってしまった。
「・・・追いかけなくていいのか?」「へっ!メスになりかかってる様な気持ちの悪い動物に用は無いさ」俺は何も言わずにスカンクの顔面に拳を叩き込んだ。「お前とはもう縁切りだ。二度と会う事はない。」
床に蹲ってブツブツ何かを呟いているスカンクを残して俺は部屋を出た。

アキラを放っておく訳には行かないので探そうと思いつつエレベーターから降りると、そこに泣きじゃくるアキラを抱いている風熊が居た。自分に気付くと「あのヤロウと一緒に行ったお前が心配で尾けてきて、ここでお前が出てくるのを待ってたらこの子が泣きながら飛び出してきたんで捕まえといたんだ。」と何故かちょっと照れながら言った。とりあえずアキラを連れて近場の居酒屋に向かう。
暖かいものを食べさせ、落ち着いてきた所でアキラの話を聞くともう戻りたくないと言う。最近スカンクは気分次第でアキラに暴行を加えたり、突然優しくなったりと不安定だったが、それも自分の体ががこんな変な事になってしまったからだと耐えていたと。

偶然にもアキラの実家が風熊の現住所と近所だという事が判明したので、これも何かの縁とこの夜は風熊が取ってあったホテルへ一緒に泊まり、翌日風熊に連れられて実家に帰っていった。自分はその後もう一度スカンクと連絡を取り、スカンクによってかなり処分されてしまってはいたが残っていたアキラの荷物を運び出し実家へ送り返してやった。スカンクは既に新しい恋人とよろしくやっていて、連絡を取った時もあれほどまでの修羅場をすっかり忘れている風だった。

その後、アキラは実家でも色々と有ったらしいが風熊の紹介で仕事も見つけ、元気でやっていると言う。彼の体がその後どうなっているか風熊に聞いてみたが「さあね。」の一言で済まされてしまった。
今年の年末、メンバー忘年会で上京してくる際にアキラを連れて来る様頼んでみようかと思案中だが、そっとしておいて上げた方が良いかとも考えている。
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くだらなすぎて

コメントするのもためらわれますが、貴グループメンバーの話が糞過ぎて、せっかくの宮大工氏の話がもったいなく見えて仕方ないです。

興味深いお話ですね(≧▽≦*)
でも、両性具有や染色体異常で、思春期を過ぎてから
男性が女性化したり女性が男性化する事例は
実際にあったはずです。
後天的に性が変わる場合、どちらも子供を作る能力が
なかったと記憶しています(生殖行為は出来るそうです)
オカルトじゃないけれど、世の中って不思議な事がありますね。

スカンク君の外道ぶりに笑いました

通りすがりさん
いらっしゃいませ。どの話を読むも読まないも貴方の自由。
これからも気が向いたらいらっしゃって下さいね。

ねねたん様
いつもありがとうございます。
自分も色々と調べてみると確かに出てはきますし、知人の医師等に尋ねると
非常に稀ではあるが近代の日本でも事例が無いわけではないと言う事ですね。
しかし事が事だけに扱いには非常に気を使うし、中々情報として出ては来ないそうです。
人間の身体もまだまだ不可思議なメカニズムを隠し持っているのでしょう。

メイブ様
いつもありがとうございます。
スカンクは面白い男なのですが、まさに外道!です(笑)
しかし、外道な男の方が女性(この場合は男ですが)にも良くモテる様ですね。風熊なんかは漢の中の漢と言える男ですが、女性とのご縁はあまり無いようですし...
これからもご愛読お願いいたします。

新井祥さんの「性別が、ない!」という漫画を思い出しました。

アキラすげぇーッ!!友達になりたい

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