現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第四十二夜 神槌 02/05

四十夜でお届けした「御伽噺」、
沙織様が前置きに仰った様に飽くまでも「おとぎばなし」で有る。
この件については、皆様方ならばご理解して頂けると想う。
言葉には言霊が籠もる物ゆえ、真実として語ると恐れ多い事も有るので...

さて、今夜は続けて荒ぶる神の話をお届けしよう...
この話は、オオカミ様が姿を消し、社の主が少年神に代わって数年後の出来事であると言う。
それでは、お聞き頂こう...

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~とある休日、久しぶりにオオカミ様の社へと参りに出かけた。
途中、酒を買い求めて車を走らせる。
渓流釣りの解禁直後と有って、道には
地元・県外ナンバーの四駆がたくさん止まっている。
中には林道にはみ出して停めている車もあり、
毎年の事ながらマナーの悪さに閉口しつつ社へと上がる階段の前に辿り着いた。
小さな駐車スペースにも数台の車が停まっており、
なんとか隙間に自分の車を滑り込ませて階段を上った。

すると、雪に覆われた境内に大きなテントが設置されていた。
また、水場には炊事用具やゴミが散らかっている。
流石に頭に来たが、当人たちは釣りに行き不在なので文句の言いようも無い。
こんな状況で心静かに祈れるわけもないので、
とりあえず散らかっているゴミと用具をまとめ、テントの中に放り込む。
そして、車に戻って木の板にマジックで
「ゴミはちゃんと片付けて帰って下さい。また、境内でのキャンプは禁止です」
と書き、テントの前に戻り立て掛けた。
そして、酒を捧げお祈りをしてから引き上げた。

しかし、家に戻ってからもどうも気持ちがスッキリしないので
夕方にもう一度お社へと出掛けてみた。
階段前にはすでに車は一台も無い。
そして、階段を上がってみると目を疑わんばかりの惨状が広がっていた。
俺の立て掛けた看板は二つに折られてゴミと共に燃やされており、
ビールの空き缶とタバコの吸殻はあちこちに散乱している。
俺の納めた酒は瓶が叩き割られ、
なんと水場には渓流魚を捌いた後のはらわたが大量に散乱している。
神のおわす場所で殺生を行うとは...
俺は余りの事に頭が真っ白になったが、
どこにも怒りをぶつけられずに震えるばかりだった。

なんとか片付け終わった頃には既に日は落ち、あたりは真っ暗である。
ため息をつきながらゴミ袋を抱えて立ち上がり、社に向かい一礼し頭を上げると
そこにはあの少年が背を向けて立っていた。
いつもの、穏やかな雰囲気は微塵も無い。
また、彼の体から蒼い炎のようなモノが吹き上がっている様にも見えた。
俺の口からカチカチと音が出ている。
恐怖の為に歯の根が合っていない事に気付くのにしばらく掛かった。
彼がこちらに向かってゆっくりと振り向こうとしている。
俺はヤバイ、と直感しバッとひれ伏し、頭を地面に着けて震えていた。
その一瞬の後、俺の横を熱い風が通り抜ける。
しばらくしてから体を起こすと、俺の横には一筋、雪が溶けて出来た道が有った。

それから一ヶ月ほど経った後、恐ろしい夢を見た。
釣り人の格好をした見ず知らずの男四人が雪溶け直後の大きな滝つぼで
半ば溺れる様にして真っ青な顔で震えながら必死で泳いでいる。
すると、そこに巨大な釣針が放り込まれ、男たちの首や体に突き刺さり宙吊りとなる。
そして宙吊りのまま、突然腹が割かれて臓器が湯気を立てながら零れ落ちる。
断末魔の絶叫を上げ動かなくなる男達。
しかし、また滝つぼに放り込まれると元に戻り泳ぎだす。
延々と繰り返される地獄絵図に溜まらなくなり目を逸らすと、
滝の上に誰か立っているのが見えた。
目を凝らし見つめると、それがあの少年の姿である事が分かった。
表情までは見えないが、いつもの微笑を浮かべている様だ。
しかしそこに慄然としたモノを感じ、背筋が凍るような感覚に苛まれる内に目が覚めた。

後日、弟子の一人から県外から来た釣り人が四名
行方不明になっているという話を聞いた。
それがあの男たちなのかどうかは、確かめる術も無く、
また必要も無いだろうと考え記憶の隅へと追いやった。




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こんばんは。

「神様らしさ」という事を窺い知ることができる記事ですね。
科学の徒の端くれが言うのも何なのですが、「神様」という
自然の力が具現化した存在に対して、畏敬の念を忘れては
いけないのだということを改めて感じています。

これぞ「神」ですね
最近日本人以外の者どもが
神木に枯れ薬を注入したり、鳥居を破壊したり
神木20本を伐採したり不届きをしております
八百万の神々はけして不義を許さないと聞きます
かの国の人々はいずれ己が行為の結末を知ることになるでしょう

何人であっても同様だと思いますが・・・
わが国の一部の企業が諸外国でやってる自然破壊的な行為の中にも、かなりひどいのもありますよ。
そんな事を書き出したら、キリがありません。
気持ちはわかりますが、すべて一括りで糾弾するような書き込みはやめませんか?
私の大切な友人の中には韓国人もいますので、そういう2ちゃんねるでよく見かけるような書き込みをこの場でみると残念でなりません。
みんな仲良くしたらいいじゃないですか。
どの国にも良い人もいますし悪い人もいる事ぐらい、よくわかってらっしゃるでしょう。

・・・ここでそういう事を議論しても仕方ありませんね^^;乱文すみませんでした。
気を悪くされたらすみません。ねねたんさんのコメントも楽しみに読ませていただいていただけに、少し寂しく感じたのでつい筆がすすんでしまいました。
失礼しました。

こんにちは。

 たびたびのお願いで心苦しいのですが、オオカミ様のお社が
神社庁に届け出られている内容のうち、御祭神についてだけは
お教えいただけるでしょうか。
 オオカミ様にまつわるいろいろな出来事を、実際に起こった
出来事として捉えていく上において、御祭神の件はどうしても
踏まえておきたい事柄なのです。
 本当はオオカミ様の髪の毛の件が済んでから、お願いすべき
だとは思うのですが、このさいお尋ねしておきたいと存じます。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

もるだー様
先日、宮大工氏と電話でお話した際に御髪の件は聞く事が出来ました。
御髪は、切られたモノだったようです。お守りは沙織様と出逢った直後に
紛失してしまったそうで(仕舞っておいた所から消えていたとのこと)現在は手元に無いそうです。
また、御祭神の件は場所の確定等の面からこの場でお知らせするのは難しいと思われますが、一応宮大工氏及び管理しておられる神社の神主さんに確認してみます。

ねねたん様
まさに、神罰と言えるでしょう。
何人であろうとも、神に対する敬意を払わず、
暴虐な振る舞いをした不埒者はその身を持って報われる事でしょう。

takataka様
なかなか難しい問題ではあります。
ですので、この場では多くを語ることなく忘れましょう。

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