現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第五十三夜 少女の笑顔 02/28

本日は仕事が早く片付き、定時で終わる事が出来た...
今夜はこれから、所長・同僚と飲みに行く予定であるが、
時間が有るので更新していく事にしよう...

先日のメンバープロフは一部の方を除けば好評だったようで何よりである。
ただ、”神”と”涙”の関係が兄妹となっていたが、
これは叔父と姪の間違いである。訂正してお詫びする。
今夜は”神と涙”と我々の出会いのエピソードをお送りしよう...
彼女と初めて逢った時に感じた印象は、小学生とは思えないほど大人びていたが
最近では神及び風熊・北斗の前以外でも少しずつ子供らしい感情を見せる様になり
神はもちろん、ご両親も喜んでいるとの事だ。

それでは、お聞き頂こう...

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


涙と我々が初めて逢ったのは、今から三年前。
彼女が小学四年の時である。
その叔父である神と自分が知り合ったのは、自分の母校に神が入学し、
サークルの新歓コンパの席に自分も呼ばれたのが切っ掛けである。
霊感体質であると言う神に色々と体験談等を聞くうちに涙の話が出て、
彼女はその強力な霊感により同年代の友達から孤立気味である等
様々な話を聞き非常に興味を持ち、会える様に神にお願いしたのだ。

しかし、自分は子供とのコミュニケーションが意外と苦手なので
子供好きな風熊と中身が子供な北斗にも同席を要請した。
こちらが招くのだから、TDLにでもお連れしようかと打診すると
遊園地等の賑やかな場所は好きではないとの返事。
じゃあどんな所が良いかと聞くと静かな景色の良い所が好き、と言う事なので
風熊の提案により静岡県寸又峡の温泉旅館一泊でご招待と言う事になった。

待ち合わせの駅まで車を走らせ、神の姿を探す。
すると、いつも通りのヨレた服装の神と手を繋ぎ、白いパーカーを羽織り
長い髪をツインテールに纏めた美少女が俯きながら立っている。
そのミスマッチさは異様なほどで、変質者が少女を誘拐しようとしているか、
かなり頑張ってみても援交くらいにしか見えない。
実際、通り過ぎる人がじっと凝視していく。
良く見ると、派出所から警官まで凝視している。
「なあ、J。あれ・・・だよな・・・?」
運転する風熊が苦笑混じりに呟く。
「ああ、あれ・・・だね・・・」
自分も苦笑しながら返す。
数分後、二人を拾った風熊のプリメーラは国道一号を西へと走っていた。

風熊の指示により助手席に涙、その後ろに神。
風熊は早速涙とコミュニケーションを取ろうとしている。
始めは遠慮がちに答えるだけだった涙だが、富士山が見えてくる頃には
すっかり打ち解け、彼女の好きなアニメの話やイラストの話で盛り上がっていた。
「風熊さんってすごいですね。涙があんな風に笑いながら
 初対面の人と話すの、初めて見ますよ...」神が呟く。
「ま、年の功ってヤツかな。」
聞こえていたのか風熊が切り返すと、涙が楽しそうに笑った。
北斗と合流する予定の富士川サービスエリアで車を停める。
風熊の腕に纏わりつきながら笑っていた涙の表情が突然固まり、
風熊の後ろに隠れた。
「どうした、涙ちゃん?」風熊が問う。
「んん、なんでも無いの...」
しかし彼女の目は一点に集中している。
その先には、一台のセダンが停まっていた。

「涙、観えるのか?」神が尋ねる。
「・・・うん。後ろの席に、赤ちゃん抱いた女の人が乗ってる...」
セダンを凝視する俺と風熊。しかし、何も見えない。
「見えるか、J?」「いや、俺には...」
涙が風熊の手を離し、神の所へ行く。
悲しそうに俯く涙。目には涙が滲んでいる。
「涙ちゃん、どうしたんだ。なんで泣いてるんだ?」
「だって...だって、風熊お兄ちゃん、涙の事ヘンって思ったでしょ・・・?」
ポカンとする風熊。
「・・・みんなそうだもん・・・でも、私には観えちゃうんだもん・・・」
涙の瞳から涙が零れる。
その時、自分は涙の言う事を少々疑っていた。

突然、風熊が涙を抱き上げた。
「きゃっ!」驚く涙。
「いいかい、涙ちゃん。俺はキミをおかしいなんて思ってないし、
 観えてるのを疑ってなんかいない。ただ、俺には観えてないだけなんだ。
 キミは今まで色んな人に疑われて、悲しい想いをしてきたんだろうが、
 俺はキミの言う事を、観える事を疑ってなんか居ない。
 だから、そんな風に自分の事をキライになるような真似は止すんだ。
 世界中の誰が疑っても、俺は涙ちゃんを絶対信じるから。」
涙は驚きながら聞いていたが、風熊の首に両手を廻して掻き付き、
わんわん泣き出した。風熊は涙の頭を優しく撫でると、
「さあ、ソフトクリームでも食べましょうか、お姫様」と言い、
涙を抱いたまま歩き出した。
風熊に抱きついたままの涙がニッコリと微笑み「うん!」と答える。
自分は、少しでも涙を疑ってしまった事を深く反省した。

「おっ待たせ~!」
陽気な声が聞こえると同時に、バカが自分にフライングチョップを掛けて来た。
相変わらず真っ黒に焼けている北斗は涙を抱いている風熊を見つけ、
ニヤケながら近づいていった。
「センセー、随分と美味しい役貰ってんじゃない?
 おお!マジスゲェカワイイじゃん!俺、北斗。ヨロシクね!」
「来たか、通年脳内お花畑の国籍不明人が。
 涙ちゃん、怯えなくても意外と悪いヤツじゃないから。」
「ほう。つまり良くはないと言ってんのねセンセー。」
「いつの間にか少しは学習したようだなエセ黒人。」
二人の掛け合いに楽しそうに笑う涙。
その瞳には、もう涙は残っていなかった。

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涙さんが今まで、"見える"せいでつらい思いをしたことを考えると、風熊様のコミュニケーション能力にはすごいものがありますね(笑)
自分は全く霊感というものがなく、興味本位で一度でいいので見てみたいと思ってましたが、そんな軽視した考えは涙さんに失礼と思いました。なのでこれからは軽率な考えは控えますね(^_^;)
でも、霊肯定派なので、涙さんはもちろん、その他のメンバー様の話も信じてますよ(=^▽^=)
あと、お礼を言うのが遅れましたが、メンバー紹介を載せていただきありがとうございます♪ホントに大勢いますねぇ(・ω・;)これからもこの場で、まだ登場されてないメンバー様全員の話が聞けることを楽しみにしてます(^∀^)

風熊様は本当にいい男だな~
涙ちゃんは今はお友達が増えたのかのな?
微笑ましい学生生活をおくってるといいな~

しゅう様
風熊のコミュニケーション能力は目を見張るものがあります。
また、誰に対しても対等に接するその姿勢には頭が下がります。
ただ、その所為で彼を見下すような輩も多いのですけれどね。
霊感に関しては、自分にもほぼ無いのですが欲しいとは言えません。
また、欲しくないとも言えませんが...難しい所です。
他のメンバーの話も追々出していく予定ですので、ご期待くださいませ。

ねねたん様
最近少々風熊を持ち上げすぎている感じですかね(笑)
ヤツは明日からまた宮大工氏の所にお邪魔し、宮大工氏のバイクの整備をするようです。
部品や工具を持ちに帰ったとか...。
また、沙織様の近くに居ると怪我の直りがマジ早いらしいです。

自分にも、いわゆる“見える”友達(女性)が2人いましたが、印象が強かったのはどちらも性格が明るくて朗らかでした。
(しかもどちらもポッチャリ系。その後森久美子が“見える”人だと知ったとき、『あぁ、霊媒体質の女性って、なんか明るくてポッチャリ系なんだな。。』とか、勝手に思い込んでた時期もありました。)

体系は別として、涙ちゃんも元来朗らかな性格なんでしょうね。風熊さんのおかげで朗らかになってきたのは何よりです。

min様
涙も本来は非常に子供らしい女の子です。
ただ、やはり見える事によって辛い目に合ってしまったのですね。
大人も、そして子供も自分とは違う事を言う存在を認めないものですから。
しかし、風熊や北斗に接する事により、自分の存在を確認できて
涙は非常に明るく、子供らしくなってきています。
彼女はもう辛い思いをしても平気でしょう。

風熊氏…

ナイスガイですね…

相手によって態度をころころ替える人をよく見るだけに、
彼の接し方はとても素晴らしい。

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