現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

スポンサーサイト --/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第六十一夜 廃村怪奇譚 中 03/23

年度末である...
今週はまともに寝ていないが、本日はなんとかこの時間に帰る事が出来た。
それでは、続きをお届けしよう...

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(・・・今夜はうまそうなもんが居るらしいぞえ?)
(・・・ほうほう、近頃は獣しか喰っとらんからのう・・・)
村外れの神社の方角から話し声が聞こえてくる。
しかも、その内容は穏かではない。
いつの間にか、宮大工氏の廻りに全員が集まっていた。
「・・・かなり危ない、かもしれない」
彼の呟きに、真美が体をビクッと振るわせる。
他の連中は恐怖で声も出ない。女の子は二人とも半泣きだ。

「とにかく、この家から出よう。男の泊まる家に隠れるんだ
 窓から出て、気付かれないように。向こうの家に入ったら
 梯子で二階に上がるんだ。皆上がったら梯子を引き上げて。
 俺が様子を見てるから、真美ちゃん、皆を連れて行って」
宮大工氏が小声で指示する。
真美は頷くと、女の子を連れて窓から出て行った。
玄関の引き戸を少し開け、様子を見る。
すると、うっすらとした灯りを持ったモノを先頭に、
ぞろぞろと歩いてくる人影が見える。
まだ距離が有るのでハッキリとは見えないが、明らかに普通では無い様子だ。
足がすくんで動けなくなった次郎を運ぶのに手間が掛かり、
宮大工氏が逃げだそうとした時には一団はすぐそこまで迫っていた。

今からでは、皆が隠れている家に辿り着く前に見つかってしまう。
宮大工氏は覚悟を決め、家の中で隠れる場所を探した。
すると突然、開いた窓から真美が入って来た。
「真美ちゃん、なんで戻って来たんだ!」
「だって、○○クンが来ないんだもん!」
涙をポロポロこぼしながら真美が抱きついてくる。
しかし異形の一団はもう目の前まで迫ってきているのでときめく余裕など無い。
真美を押して二階に上がり、梯子を引き上げる。
梯子を床に置くのと同時に玄関の引き戸が開き、異形の集団が入ってきた。

提灯を持った狸を先頭に、頭が異様に大きいお坊さん、
袋を背負った恵比寿様の様な老人、頭が二つある着物の女性、
羽織を着た二本足の巨大な猫・・・
床の節穴から階下を覗いていた二人は息を呑み目を離した。
覗いていると見つかりそうな気がしたからだ。
(・・・囲炉裏に火が入っているが誰も居ない・・・)
(逃げたかのう?それとも隠れて居るのかのう・・・?)
(くんくん、子供の良い匂いがするぞえ・・・)
(ほう、子供か。娘は居るかのう・・・?)
(男は直ぐに喰らおう。娘は嬲ってから喰らおう・・・)
真美の歯の根がカチカチと鳴っている。

一体、この異形の一団はなんなのだろうか...?
(まずは、この家を探すとしようか・・・)
(そうじゃのう、それではワシは上に上がってみるかのう・・・)
真美が「ヒッ!」と小さく悲鳴を上げてしまう。
(おお、やはり上になんかおるのう・・・)
(ど~れ、上がってみるかのう・・・)
二人はぎゅっと抱き合い、固唾を呑んだ。

スポンサーサイト

百鬼夜行ですか!!( ;゜Д゜)

自分も人に話しても信じてもらえないような
禍事をいくつか経験しましたがここまでの事は
経験しておりません
よく、生きて戻ってこれたものです
宮大工様はやはり大いなる存在に
守られてるのですね

娘は嬲ってから喰らおう・・・
なにげにエロス(`・ω・´)

J殿激務の中アップお疲れ様です。
当方久しぶりに熱を出してしまい、今週はずっと調子悪くようやく食事が普通にとれるようになりましたが、耳鳴りが未だに止みません。
ちょうど木の芽時で体調を崩しやすい季節ですからJ殿もご自愛ください。

さて、若かりし頃の宮大工氏のエピソード、やっぱり並じゃないですね。


“「・・・卒業式のキスの事、皆に言っちゃおうかなぁ・・・?」 ”

Σ(;´Д`)<その歳ですでに!

“提灯を持った狸を先頭に、頭が異様に大きいお坊さん、
袋を背負った恵比寿様の様な老人、頭が二つある着物の女性、
羽織を着た二本足の巨大な猫・・・ ”

Σ(;´Д`)<どんだけ百鬼夜行!

選ばれし者は体験することも小さい頃から違う。

それに比べるとモレは・・・
チョーヘイボン・・・Orz

ねねたん様
ねねたん様の経験した禍事というのも興味深いですね。
しかし、出来るなら敬虔はしたくないものです。
宮大工氏はこのとき既に宮大工としての修行をしているので、
神様も護ってくださり易かったのでは(妙な表現ですが)と思います。
また、後で判ったそうなのですが、この廃村の神社は犬神、すなわちオオカミ神社だったとの事。縁を感じずには居られないとの事です。

min様
大変でしたね。もう大丈夫なのでしょうか?
無理をなさらず、しっかりと養生してください。
仰るとおりこの時期は体調を崩し易いですからね。
また、自分の心配をして下さってありがとうございます。
健康には気を付けて、しっかり更新して行こうと思います。
この話しをご友人に聞かせていただいている時、
真美さんとのキスのくだりで沙織様が「はうっ!」とか吼えてました(笑)
ちなみに、真美さんの小学校卒業時(宮大工氏五年生に上がる時)、
宮大工氏が体育準備室のマットの上で押し倒されてキスをされたそうです(獏)
宮大工氏曰く、「アレは巧妙に仕組まれたワナだったんだ...」との事。
真美さんご本人からは年賀状が来ておりましたが、一度ご本人とお会いして
お話を伺いたいものです。

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kangenpatsu.blog83.fc2.com/tb.php/67-87f42d62

 | HOME | 

プロフィール

管理人 ”J”

Author:管理人 ”J”

ようこそ、
現代不思議忌憚異聞録へ。

貴方のお時間を少々、
拝借いたしたく...


管理人代理へのメールはこちらへ...
syogo-hazawa@mail.goo.ne.jp

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

アクセスランキング


FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。