現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第七十二夜 守護卯神 2 06/22

それでは、「守護卯神」二話をお届けしよう...

動物には様々な不可思議な力が有る。
また、可愛がってもらった動物は飼い主の為に命をも張る。
人間同士で信じあうことが難しい現在、動物に安らぎを求める人も多い...
動物は生きる事、子孫を残す事に純粋である。
人間は欲望の為に生物としての本来の役目を忘れつつ有るのかもしれない。
そんな人間達を見守っている神々はどう思っているのだろうか・・・?

それでは、お楽しみ頂こう...

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ちりーん、ちりーん・・・

私は首ほどまで浸かってしまう湯船に入り、鈴の音がする方へ向かいました。
そして、湯船の中ほどまで来た時、ハッと我に返ったのです。
その時、鈴の音が止み、不気味な男の顔が覗きました。

「キキキキキキ・・・」

その男は口を歪め、しゃがれた不気味な声で笑いながら
湯船の縁に手をかけてずい、と体を起こしたのです。
その体は針金のようで、信じられないほど細く長く、そして足は有りません。
また、手も体の様に細く長く、三本の鍵爪の様な指が付いていました。
「きゃあっ!」
私は悲鳴を上げて逃げようとしましたが、深い湯船の中なので
上手く身動きが取れず、もがくばかりです。
後ろを振り返ると、男が長い手を私の方へ伸ばして来ていました。

「****の子だぁ・・・喰いたいヤツは出てこぉい・・・」

男がしゃがれた声で叫びました。
何の子って言ったんだろう?私は戸惑いましたが、
今はそれ所ではないと思い必死で湯船の中を走りました。
と、その時、突然足が何物かに掴まれた様に動かなくなったのです。
「いやあっ!」
必死にもがいても、足は全く動きません。
そして突然、目の前にお湯の中から何かが浮かび上がってきました。

「けけけ・・・どこから喰らおうか・・・尻か・頭か・・・」

それは、普通の人の倍ほども有る大きな骸骨でした。
私は恐怖の余りもう声も出ず、ガタガタと震えていました。
がぱぁ、と骸骨が口を開けると、その奥に何体もの亡者が蠢いています。
そして一斉に私を見ると、「助けてくれぇぇ・・・」「女神様ぁぁぁ・・・」
等と泣き叫びながら這い上がって来ようとしています。
そして骸骨の顎が私を食い千切ろうと閉じ始めた瞬間。

ぶぅんっ!

何かが唸りを上げながら私の後ろから繰り出されました。

コツーーーン!

乾いた音を立て骸骨が口を開けたまま吹き飛び、
浴場の木の壁にぶち当たって砕け散りました。
私がそっと振り返ると、そこに大きな真っ白い毛玉の様なふさふさしたお尻と
まるい尻尾がひょこひょこと揺れています。
次の瞬間、くるっと振り返ったそれは巨大な白うさぎでした。
骸骨を吹き飛ばしたのがウサギの後ろ蹴りだと気付いた私は
あまりの事に状況が把握できずほけっとしてしまいました。
呆気に取られる私に白うさぎは鼻を押し付け、ふんふんとまるで逃げろ、
と言っているように口をもぐもぐさせています。
私は我に返ると、急いで湯船の中を駆け出しました。

湯船から上がりながら振り返ると、白うさぎは針金の様な男の方へ
ぴょんっ!と飛び跳ねて向かっていく所でしたが、男は天井に指を突立て
白うさぎをかわし、あっという間に私の所へ回り込んできました。
そして脱衣場の扉の前に立ち塞がり、私の肩を両手で掴みました。

「逃がさねぇよぉ・・・キキキキ・・・」

男が私を抱えようと指に力を込めた時、
ふひゅっ!
空気を切る音と共に何かが男に体当たりして弾き飛ばしました。
男に掴まれていた私も一緒に吹き飛ばされましたが、
壁にぶつかる前に白うさぎが私の体を背中で優しく受け止めてくれました。
壁にぶち当たった男はしばらく呻いていましたが、
床に溶けるように消えてしまいました。

白うさぎの背中に乗った私が男を吹き飛ばしたモノの姿を見ると、
それはやはり巨大な白黒ぶちのパンダウサギでした。
パンダウサギはぴょん、と一飛びして私のところに来ると
ふんふんと鼻を鳴らしながら寄せてきます。
「ありがとう、私を助けてくれたんだね」
私がパンダウサギのふさふさした顎を撫ぜると
再び嬉しそうにふんふんと鼻を鳴らし、黒い瞳を閉じました。
白ウサギも、まるで自分も撫ぜろと言うように赤い瞳を向けてきたので
耳の後ろを撫ぜてあげると気持良さそうに目を閉じました。
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J殿、アップ御疲れ様です。
卯の神超カワユス(*´Д`)可愛くてしかも頼もしいとは・・・

それにしても、沙織様がご無事であられた事が何よりですが、
魔界の者達のなんと図々しいことでしょう!(マジ許せん(゚Д゚#)=3プンスコ!)

あと二対の守護神がどんな神様なのか楽しみです。

 はじめまして。
昨夜にここのブログに辿り着きました。
淡々と最初から読ませていただきました。

 事実は小説より奇なり…を地で行く話にただただ驚きました。

4月のJさんの入院から~最近までの所を読んで、
皆さんが幸せで、楽しい毎日を過ごせる事を願います。

 沙織様のご出産が真近のようで、安産で双子をご出産されます様に。と、
思っております。

 そして女性しか体験出来ない、出産直後の人生で幸せな瞬間、我が子との対面を堪能されますよう、育児中の減点母親より願っております。

 文章がまとまりないですが、これからも更新をのんびり待っています。
                                     一読者より。

min様
こんばんは、いつもありがとうございます。
二羽の卯神・・・とても可愛いですね(*´Д`)
自分もナデナデしてみたい・・・
沙織様も幼き頃は色々と大変だった様です。
故郷の伊勢や実家の名古屋ではそれぞれ大社が有るので大丈夫だったとの事ですが・・・
中学生頃からは霊的な力を制御出来る様になり、問題は無かったとの事です。
あと二対の守護神、実は最後の一対は自分もまだ知らないのです。
楽しみです。

yumi様
ようこそいらっしゃいました。
また、当ブログの拙文をお読み下さいましてありがとうございます。
特に宮大工氏関連のお話は自分達の感動を伝え切れているか
自信が無いのですが、これからもメンバー一同鋭意努力していきます。
yumi様のご愛読をお願いいたします。
また、これからもお気軽にコメントくださいませ。

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