現代不思議忌憚異聞録

日本・世界各地・そして宇宙まで我々が見・聞き・体験した摩訶不思議な怪異憚をつらつらと採録して行く。

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第八夜 アイヌの神樹 11/19


第八夜はメンバー随一のバイク馬鹿、"風熊"の体験談を...
彼は原付から大型まで様々なバイクで春夏秋冬関わらず日本中を駆け巡っており、旅の年間走行距離が2万キロを越える事も多いと言う。各地方の風土と珍味・地酒に造詣が深く、また数多くの不思議体験を持つ。
だが、彼の持論は「幽霊やオカルト的な事象は、現在の科学力で解明できないだけで必ず科学的な証明が出来る日が来る」である。
それでは彼の今年の北海道での体験談をお楽しみ頂こう...

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屈斜路湖畔に泊まった翌朝。
俺は早朝の屈斜路湖畔林道を爆走しに向かった。
屈斜路湖畔林道は、名の通り屈斜路湖北岸の辺を貫く全長30km弱の比較的幅広フラットな林道で、かつてこの道沿いにアイヌ人集落が幾つか有ったそうである。また何本かの枝林道もあり、廃道の様になってしまったその枝道を奥まで抜けるとかつての集落跡にたどり着けることも有るらしい。ただ、ヒグマの生息地でも有るので迂闊に入り込むとご対面の可能性も高く注意が必要だ。

俺は早朝の爽やかな冷気の中、湖を眺めながらのんびり走っていた。ところが林道を走り出して15kmほど言った所で尿意を堪え切れなくなり、バイクを停めて少々森の中に踏み込んで大きな樹の下でお小水を放出した。もう漏れる寸前だったので、放出した先にまで気を配る事が出来ず、大きな樹の根の辺りに掛けてしまっていた。
「なんて事をしている!」突然大声が背後から響き、俺は飛び上がるほど驚いた。振り向くとアイヌの民族衣装を着た少女が大きな瞳を見開き、真っ赤な顔をして俺を睨み付けている。
まだち○ち○を格納していなかった俺は、必死で格納を急いだ。少女は俺を睨み付けたまま、怒りの為か小刻みに震えている。
「ごめん、我慢できなくて。でもそんなに怒らなくてもいいじゃ...」「お前が汚いものを掛けたのは神様の樹だ!この愚か者!」「はぁ、スンマセン...」あまりの剣幕に俺はなんて言って良いのか解らずに途方に暮れた。「神様は怒っている。足に気を付けるのだな!」「ハァ...」少女は身を翻すと、ブツブツと良く解らない事を呟きながら森の奥へ入っていってしまった。
俺は5分ほどポカーンとしていたが、林道を走り抜ける車の音で我に返り、釈然としないままバイクに跨り走り出した。

すっかりそんな事を忘れ旅を楽しみ、自宅に帰り着いてから...左足親指の関節炎で歩けないほどの痛みを味わった上、高熱を発して寝込んだのは偶然に違いない。ああ。違いないとも。

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